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濱岡英好
濱岡英好税理士事務所:代表
税務会計の専門家としての立場はもとより、時には同じ経営者として同じ目線で、気兼ねなくお互い話し合い、ともに切磋琢磨し、高め合える関係性を築き上げることができればと感じております。

税理士が進める良い税理士の基準。

良い税理士を選ぶことは、会社の成長につながります。

税理士を、どのように探されていますか。
良い税理士出会いたいのは、誰もが望むと思いますが、税や会計の専門家ではない人達が見分けるのは至難の業です。

株式会社ミロク情報サービスという税理士やその顧問先向けのソフトの開発・販売している会社が、税理士を選ぶ際の判断基準や税理士の不満・満足について統計値をとっているデータを公表しています。「会計事務所白書」と言われるもので、事業主と税理士の関係に関するアンケート結果があります。
https://www.accnt.jp/report/
https://www.accnt.jp/report/2017g.pdf

ここでその「会計事務所白書」の一部を要約してみますと

判断基準について

上記の「会計事務所白書」では、80%以上が家族・知人・他士業からの「紹介」との回答でした。紹介以外では、ホームページ検索やセミナー、DMなどでした。そのようなルートから税理士を決める判断基準は「基本業務の丁寧さ」と「人柄や人物」の2つの回答が、約4割を占めています。

親身になって丁寧にサポートしてくれる税理士を求めている中で、知人などの紹介は、知人が税理士を信頼していることから、そのまま契約になるという結果が読み取れます。

税理士との具体的なトラブル

「会計事務所白書」では、税理士との具体的なエピソードも紹介されています。

1位はアドバイスについて
アドバイスをくれない、提案が少ないということが、約30%を占めています。

2位は態度・口調
上から目線や他人事のような言い方、物言いが厳しいといったことが約15%。残念ながら、ビジネスマンとしての意識が欠落している者も残念ながら一定数はいるようです。

税理士を解約・変更した理由

税理士の解約に至った理由は、約50%がコミュニケーションということです。訪問頻度や連絡頻度が少ない場合のコミュニケーション不足、具体的エピソードでもありました態度などもあるようです。このようなことからすると、どのような税理士が、いわゆる良い税理士かといいますと

  1. 自身との相性が合っている
    今後のアドバイザーを受けていくことを考えれば、相性を一番に考えるべきでしょう。
  2. 有効なアドバイスの提供
    論評的なアドバイスよりも、一緒になって考え、整理してくれる税理士は、頼りになります。
    また適切なアドバイスや、質問に対するレスポンスの早さも重要です。
  3. サービス業としての態度
    先生と言われますが、決して偉くはありません。「自分が偉い」と勘違いしてしまう人も少なくないです。お客様に社会常識的な部分で、少しでも嫌な思いをさせるという行為は、偉そうだと思われても仕方がなく。また顧問先で他の顧問先の話をするのも、守秘義務を守れない、他社でも当社のことを話しているのではないかと疑われます。

    そして他人事ではなく共感してくれることもサービス業としては必要と思います。
    常に同じ目線で、同じ経営感覚を持っていることが重要です。
  4. 業界情報やその周辺情報に強い
    経営的アドバイスを求めるならば、自社の業界に詳しいか確認してみましょう。契約前の打ち合わせで、自社業界のクライアントがいるか、そして業界特有の注意点はあるか、など聞いてみてください。
  5. 決算対策をしっかりやる
    税理士に依頼する仕事のうち、決算の占める重要度は高いです。そのため決算に関して、打合せをしっかり行い、決算対策を検討してくれるかは重要です。
    また決算書の作成の前には、しっかり説明をしてもらい、あとで金融機関に提出した際などに、説明に困らないようにしてもらいましょう。
  6. 対税務署
    この点は、紹介でもないかぎり、実際に税務調査にならないとわからない部分ではありますが、税務署対策について、どのようにしているのかを聞いてみても良いかもしれません。
    実際、税務調査の対応で、その税理士の評価は、大凡つくと思いますが、そうなる前に、上記にあげたことをチェックしてみてください。
  7. その他
    銀行や保険会社に相談しても、税理士を紹介してくれることがあります。この場合は取引上の利害関係がある可能性もあり、一概に良い税理士とは言えないかもしれません。しっかりとした、チェック項目で見定めてください。また、良い税理士と思ったとしても、実際実務につくのは、全く違った担当者がつくことが、中規模以上の事務所ではよくあります。その点も、しっかり確認してみましょう。
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